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老化もおそらく必要

by くのたん

人間の体内で自然に起こる現象に、意味のないことはきっとない。

そんなことを思ったら、老化という現象もきっと、何か意味があるのだろうと思った。

老化することは、誰もが嫌なことかもしれない。でもこれはきっと、必要な現象。

体が老化していくのはきっと、「ためらいなく、肉体を捨てられるようにするため」ではないだろうか。

私たちは、いつかこの肉体を捨て、魂だけになる日が来る。そんな時になっても、若々しい、美しいままの肉体だったら、きっと肉体を脱ぎ捨てることがもったいなくなって、この肉体に執着してしまうように思う。

もし肉体を捨てる時に、老いぼれた体なら、あきらめが付くというか、「もう新しい肉体を探さないと」

と思えるような気がする。

最近は年齢よりもはるかに若く見える人、というのが増えてきた。若々しい姿を保つための薬やら、食生活やら、本やら、とにかく様ざまな形で、若さを保つことが大切であるかのように宣伝されている。

若さを保つとは、この肉体に魂を縛りつける行動ともいえるかもしれない。

私達は肉体を与えられて初めて、この世界に具現化したけど、それと引き換えに、魂だけの頃よりもずっと行動に制限がでるようになってしまっている。

性別が与えられ、国籍が与えられ、その型の中で生きることになる。

そんな制限から解放されるために、この肉体はいつか捨てなければならない。でも魂がもっと経験をするためには別な肉体で生きるということもしていかないといけない。

魂はそうやって転生を繰り返し、一層高みに登っていく。

だから肉体が老いることは、必要な事であって、悲劇ではないのだ。

もしかしたら老いは、魂にとっては嬉しいことかもしれない。

だって肉体からの解放は、魂にとって自由になる、ということだから。

こう考えると、老いも悪くない。

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