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未来は心が作るもの

by くのたん

「自分の信念」というものをもって生きることはカッコいい。

自分が正しいと感じることを貫くこと。立派な生きざまだと思う。

でもこれを自分だけではなく、他者にまであてはめ始めると、ちょっと怖いことになる。

自分が正しいと思っていることは、誰にとっても正しいはずだ。という思いは、世界を恐ろしくする。

いわゆる独裁政権、恐怖政治というのは、もしかしたらここから始まっているのかもしれない。

自分の考えは間違っていない。という思い込みが、多くの人を巻き込み、自分の意見に同調できない人間を認めることが出来ない。そしてどんどん恐怖政治が始まっていく。

一応断っておくが、私は独裁は悪いとは思わない。ただし、独裁者が本当に国民のことを考えている場合に限る。

自分がどんなに正しいと思っても、それが他の人にとっても正しいとは限らない。

最近、厄介な人がいる。

「自分の考えに共感できない人は、マスコミやら教育やらに洗脳されている。だからその洗脳を解く必要がある」

と考えて、懸命に自分の意見を広めようとしている人である。

人々の洗脳を解かないと、と言っている人は、洗脳を解いてあげた後、その人をどうするつもりなんだろうか。自分の意見に染めるだけなんじゃないだろうか。それって洗脳とどう違うのだろう。

人の洗脳を解きたい、と言っている人は、「洗脳する側の人間」になりたいだけだ。

変な言い方だけど、ネットで他人がどんな洗脳を受けていようが、基本的に関係ないはずだ。

よほど親しい人で、怪しい組織に取り込まれそうだとか、そういう時は関係あるが。

ネットで顔も知らない人間の洗脳を解いて、価値観を変えるということは、その人の人生を変えるということだけど、そこまでやる権利がどこにあるのだろうか。

最近ネット上では、本当にそういう人が多い。

実はこんな記事を書くのは、以前私が似たような行動をとっていた時期があるからだ。

その反省も込めて、罪滅ぼし、自戒の意味も込めている。

人の心はいつも自由であるべきで、その人のコントロール下にあるべきだ。

今は本当にそれがよくわかる。

未来は誰にもわからない。未来は個々の心が作るもので、決して世界の支配者ではない。

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