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肉体の楽しみと、魂の楽しみ

by くのたん

私はもうすぐ誕生日を迎える。

また一つ年を取るのかと思いつつ、ここまでなんとかやってこれたことを感謝したい。

もう若くはないからなのか、最近「死に方」について考えている。

私は特に長生きしたい、という願望はないのだが、与えられた寿命は全うしたい、というのはある。

とりあえず寿命は全うし、寿命が尽きる時は、衰えながらも健康で、足腰も大丈夫で、なにも思い残すことはないと、そんな清々しい気持ちで最期を迎えると決めた。

魔術の本などを読み始めたのは、割と最近になってからだ。そんな精神的な世界に興味をもったのも、もう若くはないからかもしれない。

若いうちから興味がある人もたくさんいるのだろうが、基本的に精神世界というのは、肉体にこだわりがなくなってから興味を抱くべきだと思う。若いうちから肉体で経験することにあまり価値を感じなくなるのも問題のような気が個人的ににはするので。

私はおそらく、この肉体が無くなったあとの自分に興味があるのだと思う。

肉体が無くなった後は、どうしようか。そんなことを心の奥で考えているから、魔術書なんか読むのだと最近思った。

肉体が元気な若いうちは、肉体を通して経験できることを、いっぱいやればいいと思う。

肉体が衰えて、若い子みたいにはいかなくなってくる日は必ず来るわけだし、そうなってから、肉体の経験に目覚めても遅いのである。

魂のことは、肉体が弱ってきてから、考えればいい。最近スピリチュアルブームもあって、若い子でも関心が高い子がいるようだけど、そっちばかりに目を向けていると、社会運を逃してしまう。

そんなことを、誕生日近くになって思う。

おいしいものを食べたり、好きな人とセックスしたり、それはみんな肉体が元気な間での楽しみであって、魂だけでは出来ない楽しみなのだから。

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