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秋分の日

by くのたん

9月23日から、秋分の日となっている。

太陽が出ている時間と、沈んでいる時間の長さが、ちょうど同じぐらいになる期間である。

言ってみれば、陰と陽の力が、拮抗している期間ともいえるかもしれない。

夏至の日は、陽の力が最も強くなる期間で、花が咲き乱れる季節である。陽が強くなると、自分の外側への興味が強くなる。自分の外の景色が、あまりにも眩しいからだ。

反対に冬至の時は、陰の力が最も強くなる時で、植物や動物も眠り、雪に覆われる。そんな時期は、自分の内側への興味が深くなるように思う。

実際瞑想みたいなことをしていると、明るい部屋よりも、暗い部屋の方が集中しやすい。余計な風景が目に入ってこないからだろうと思う。

冬至の時期は暗い。外が暗いことで、内面が良く見える。

秋分の時期は、割とバランスの良い時期なんだろうと思う。内にも、外にも、程よく目が行く。

読書の秋、なんて言われるのも、精神のバランスが良くて、気分の浮き沈みも、比較的少ないからかもしれない。

芸術の秋とも言われるのも、自分の内側を表現するには、一番良い季節だからなんだろう。

秋は、陰が周囲を覆いつくす前触れであるから、どことなくもの悲し気になって、少し憂鬱になる事もあるけど。

冬ほど、閉ざされてもおらず、夏ほど、乱れるわけでもなく、一番ちょうどいい季節である秋分の期間。

春分の日も、ちょっと似ているけど、少し違う。

春分の日は、これから明るくなっていく前触れの、放出寸前の感じ。どことなく、わくわく感がある感じ。

秋分の日は、これから暗くなっていく前触れの、閉ざす前触れの感じ。なんとなく、一人の世界に籠りたい感じ。

この中途半端さが、様々な感情を呼び起こす。

秋分の日は、正反対のものが、同じぐらいのエネルギーで存在する、貴重な期間かもしれない。

今年の秋分の日は、10月8日ぐらいまでらしい。バランスが最高になる期間を、有意義に過ごしたい。

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