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偏見は、悪なのか

by くのたん

最近いろいろな場所で、「偏見を無くそう」と言われるようになった。

しかし、偏見とは、そんなに悪い事なんだろうか?

よく言われる悪い偏見、というと、ハーフの人への偏見とか、同性愛者の人への偏見とか、いろいろあるけど、偏見というのは、基本興味の裏返しでもある思う。

「あの人、可愛いよね」

「あの人、真面目だね」

「あの人好き、でもあの人は嫌い」

こういう気持ちも、基本的に偏見だと思う。

偏見で見る、というのは、基本的に関心がないと、生まれない視点だと思う。だからたとえその偏見がネガティブであったとしても、それだけ見てくれている、ということでもある。

そもそもネガティブな偏見、という言葉自体、偏見に満ちている気もする。

最近いとも簡単に、「偏見を無くそう」という人がいるけど、そんな簡単なことではない。

私が思うに、偏見を無くすことは、人間として究極の目標だと思う。

偏見を無くすというのは、正反対の答えの中間で、絶えずバランスを取り続けるということ。

偏見を無くす一番の方法は、無関心になること。

その人を見ても、何も考えない、何も思わない。そうするしか、偏見を無くす方法はないように感じている。

全ての人が、自分という存在を、同じように見てくれる、という状況はあり得ないし、正直そんな状況は気味が悪いだけだ。

外国人を見て、怖いと感じる人、親しみを感じる人もいれば、何とも感じない人もいるし、ちょっと自分の理想とは違う反応をされたからと言って、偏見だのと言っていても、正直埒が開かない。

自分のことを期待通りに見てくれなくても、「この人はこういう人なんだ」で良いのであって、そこでいちいちあーだこーだ言わない。

偏見を無くそう、と言っている人は、人目をあまりにも気にしすぎなんじゃないのかな、という気もしている。

私自身、偏見に満ちた人だ。あの人は好きと思い、あの人は嫌いと思う。

嫌なものは嫌だし、ダメなものはダメだ。

その分、他者からの偏見も、甘んじて受け入れる。

それでいいのかな、と思う。

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