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話すことと、聞くことのバランス

by くのたん

人には、話すことが好きなひとと、聞くのが好きな人がいると言うけれど、基本的に人は、話すほうが好きなのではないだろうか。

こうやって記事を書くのも、話す行為に似ている。ネットで記事を書くことは、最初は抵抗があったとしても、一旦書き始めて、慣れてしまうと、どんどん書きたくなってくる。

誰かに話したいときは、その思いを共有したいか、思いの一部を引き受けてほしいか、どちらかだ。

話をすると楽になるのは、聞いてくれた人が、思いの一部を一緒に背負ってくれたから。

これは私がただ思っているだけの話なのだけど、精神的な病は、人の話を聞き過ぎることでも起こると思う。人の話を聞き過ぎることで、他人の思いが乗り移りすぎるのだ。憑依のような感じで。

たとえばカウンセラーとか精神科医の人なんかは、精神的にやんでいる人の話をよく聞くと思うけど、あまりのめりこむと自分まで病んでしまうのではないだろうか。ミイラ取りがミイラになる、みたいな。

人の話を聞き過ぎる、というのは、その人に同調し過ぎるというか、受け入れすぎる、ということだと思う。

人の話を聞くということは、その人の思いの一部を引き受けるということ。悩み相談というのは、それなりに覚悟を決めてやるものだ。その人が背負っているものを、自分も一緒に背負う、という覚悟が、聞き役には必要なのだ。

話すことと、聞くことは、対極にあって、常にバランスを取り合っている。バランスの加減は、個人差があって、自分にとって、どの程度のバランスが最適なのか、知っておくことは大切だと思う。

特に現代のように、ネットで誰でも発言できる環境があるなら、なおさら必要なことだ。

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