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明日をも知れない国に生まれて

by くのたん

生まれ変わりを信じるか、信じないかは、人それぞれだ。まさに、「信じるか信じないかは、あなた次第です!」の世界だ。

でも生まれ変わりを信じた人と、信じなかった人とでは、生き方がまるで違ってくる。まず、「肉体への執着心」が違う。

人生一度きりしかない、と考えていると、死への恐怖が強くなる。「この肉体が無くなったら、終わり」なわけだから、怖いのは当然だ。

でも生まれ変わりを信じている人は、ちょっと違う。「この肉体が無くなっても、魂は不滅だから、また別の肉体で生まれてくればいい」と思えるので、死への恐怖は多少薄れる。どの程度薄れるかは、個人差があるけど。

輪廻転生の考え方は、主に東洋の思想で、西洋にはない思想のように思う(イスラム系や、古代エジプト辺りにはあった模様)。西洋の文明と、東洋の文明の違いの根幹には、この輪廻転生の考え方が、深く関係しているように感じる。

例えば西洋医学は、東洋医学に比べて、肉体への執着が強いように感じる。生きるためなら腹を裂き、内臓を切り、移植もするし、人工の器具を体に取り付けたりする。

これはおそらく、輪廻転生の考えがないからかもしれない。「人生一度きり」という思いが西洋医学の根幹にあるから、今持っている肉体への執着が強く、たとえどんなことをしてでも、生き残ろうとするのかもしれない。

反対に東洋医学は、そこまで無理な治療はしない、それは輪廻転生を信じているから、現在の肉体に執着があまりないからかもしれない。

人生一度きり、と考えていると、とにかく今の人生でやれることは全部やりたいし、願いは全部叶えたい、という感じになると思う。

西洋文明が、東洋文明よりも、科学や機械での発達が早かったのも、「今見えている現実」へのこだわり故だったもかもしれない。

生まれ変わりがあるという証拠はない。でも、「人生一度きり」という証拠もない。

「人生一度きり」という言葉のほうが、強く、真実味があるように思えるけど、本当のところは、わかっていない。

どちらを信じるかは、その人の自由だ。

人生一度きりと考えて生きるか、

死んでもまた人生はあると考えて生きるか。

どちらを信じるかで、病気や災害の受け止めかたも、変わってくる。

災害の多い日本で、明日をも知れない国に生きる日本人は、どちらのほうが、素晴らしい人生を送れるだろう?

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