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日本人だけのミレニアム

by くのたん

日本の元号は調べてみると大化の改新のあたりから使われているとのことで、要するに日本は1400年近く元号を使っていることになる。

今は「平成最後の夏」なわけだけど、昭和最後の夏とか、嘉永最後の夏とか、時代ごとにあったわけで、明治になってからは天皇が崩御した時に変わるものになったから、あまり「明治最後の夏」とか感じなかっただろうけど、日本人ならいつも、そういう夏を経験してきたわけで。

こういうことを1400年繰り返してきたの日本人は随分壮大なことをやってきているなあと関心したりした。

2000年から2001年に変わる時はよく「ミレニアム」なんて言われてこの時もいろいろと話題になっていた。でもこのミレニアムはあくまでも世界レベルの話であって、言ってみれば世界共通の感覚と言えるものだった。

世界中の人達が同時に「一時代の終わり」と「新しい時代の始まり」を感じたミレニアムは貴重な経験だった。

でも今回の元号による時代の変化は日本人だけの経験になる。

日本人だけが感じ取れる「一時代の終わり」と「新しい時代の始まり」。

最近は元号廃止という動きもあるようだけど、1400年も使っているとなんだかすごくもったいない気がしてしまう。確かにあると不便な感じがするのは解るし、これから外国人が増えてくれば元号を理解出来ない人も増えて、恐らく今後一層廃止論が盛んになっていくだろう。

元号は日本人だけが感じることが出来た「時間」であって、それが無くなることは、国として、民族として解体される確実な印となる。

あと何回、元号による「最後の夏」があるのだろうか。あと100回はあるだろうか?それともこれっきりだろうか?

いつまであるかわからない「元号による最後の夏」を思い、日本人を思いながら、夏を過ごしたい。

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