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VRが重なった世界

by くのたん

私はこんな大人になっても自分のことをきちんと理解していなかった気がする。
本当は何が好きで、何を願っていたのか。


自分の意思で好きになったのではなくて、メディアの宣伝とか、そういう周囲が見せてくる錯覚によって
本当は好きってほどのことでもないものを好きだと思ったり
本心では良いものだと特に思っていないものを良いと思ったりしていた。


暗闇に閉じ込められた車のように、目隠しをされたまま今までずっと生きてきた気がする。

目隠しをされ、錯覚を観ながら生きてきた。最近流行りのVRスクリーンのような、偽物の世界。
おそらく私以外にも、こういう人って多いのではないかと思う。

まるで見えないVR眼鏡を日常的に掛けているかのような日々。
そんな私たちがVRの世界をもっと身近に感じるようになったらどうなってしまうのだろう。
VRの上にさらにVRが重なる。

ただでさえ閉ざされた世界がもっと、閉ざされてしまう。
宗教が作った世界、国が作った世界、学問が作った世界、メディアが作った世界。
どの世界もVRそっくりだ。

VRから抜け出さないといけないのに、むしろその世界が広がっていく。
ますます自分が見えずらくなっていく。


ここはいばらの道。VRから抜け出すには山あり谷ありの道を行く。
これは闘い。




くのたん
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