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人生は電車に似ている

by くのたん

人生は電車に似ている。目的地にいくまでにはいろいろなルートがあって、そこにいくまでにはいろいろな駅を通過していく。
沢山の路線が乗り合う駅は人生のターニングポイントのようなイメージで乗り換える路線によって行き先が変化し、風景も変わっていく。

山手線みたいに同じ場所をぐるぐるしてしまっている時もあれば、新幹線みたいな高速の電車に乗って一気に進むときもある。乗りたい電車に乗り過ごして回り道をするときもあれば、トラブルで運休なんてこともあったりして、まるで人生の縮図のようだ。

そんな電車をモチーフにしたアニメ「輪るピングドラム」を先日見た。最近結構アニメを良く見る。
そんな中でこのアニメは特に印象に残ったアニメだ。

主人公の兄弟の親は犯罪者である。この犯罪は「地下鉄サリン事件」をモチーフにしている。この兄弟の親は犯罪史に残るような大事件を起こした組織のリーダー的存在だった。
兄弟たちは犯罪者の子供として多くの人から恨まれ、罰を受け続けていた。
「生きることは、罰なんだね」と語っていたことからもそれを感じていたのだろう。

兄弟はこの親の代から続く因果から逃れるため、「運命の乗り換え」をすることになる。
この兄弟の場合は親の代からの罪や罰などを分け合うことで乗り換えを成し遂げる。
運命を乗り換え、過去の因果から逃れ、より幸福な人生を送ること、それが兄弟の「生存戦略」だった。

人生も「運命の乗り換え」の繰り返しなのかもしれない。
何か大きな決断をするとき、それは運命の電車が自分のところに来ているということなのかもしれない。
このまま同じ電車に乗っていても別に構わない。でももし別な電車に乗り換えたら、また別な景色が見える。

あの時結婚していたら、どうなっていただろう、とかもし今でも独身だったらどうしてただろう、とか考えてもあまり意味ないけど、時々考えることもある。

誰にでもやってくる「運命の電車」。それに乗るか乗らないかは自分が決めるしかない。
電車を乗り換えながら自分にとって最適な目的地に到達すること。それが「生存戦略」なんだろう。

人は絶えず「生存戦略」しながら生きていく。

少しでも最適な場所にたどり着くために。

人生は電車に似ている。


くのたん
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