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格付けはでっち上げ

by くのたん

人は自分より上の人間を作ると自然と下を作りたくなる。
「あの人は自分よりも上だ」と思うことは「自分は上になれない」ことを確定させるようなものだから、そうなると今度は自分を下にしないようにするために「自分よりも下の人」が必要になる。

そうやって自分を中心に置いてバランスを保とうとする。
上がなくなれば下も無くなる。上と下は鏡の関係。

「あの人は私よりも上、あの人は下」と勝手に人を分類し、自分がでっち上げた格付けの世界に閉じ込めてしまう。

格付けにはいろいろあって、「あの人は私よりもお金持ち、あの人は私よりも貧乏」とか「あの人は私よりも美人、あの人はブス」「あの人は私よりも優秀、あの人はバカ」といった身近なものから国家単位で行われた身分制度がある。

国を挙げて行われた身分制度は封印の一種だ。
本来人は皆世界を変える力を持っているけど「自分よりも高い身分の人がいる」と思わせることでその力を封印し、支配者にとってより大衆をより管理しやすくするためのもの。
例え奴隷だろうが社長だろうが王族だろうがホームレスだろうが違いはさほど無いのだけどあるように見せて抵抗できなくするためにあるのが身分制度。

この世界に存在する格付けはみんな自分や社会、国、宗教などがでっち上げたものだ。
格付けで自分や周囲の人間を縛り続ける限り、永遠に本当の自分の姿を知ることも無ければ自分の本当の力を知ることもない。

人を格付けする行為は憎悪を向ける行為よりもある意味残酷。憎悪はちょっと視点を変えるだけで愛情になり得るけど格付けはならない。ただみんなで堕ちていくだけ。

だから前の記事でも格付けするようなことは「一番やっちゃいけない行為」と書いた。

これは自分自身にも肝に銘じておきたい。


くのたん
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