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頭の中にあるたくさんの箱

by くのたん

人の頭の中にはたくさんの箱がある。
産まれたての赤ん坊には無いけど、親と接していくうちに新しい世界を作る箱が出来る。

学校に通うようになって知識が増えると身に着けた知識に応じて箱が出来る。
こうやって箱の中に箱が出来て、ということをひたすた繰り返すうちに価値観というものが出来上がる。

私たちはみんなマトリョーシカみたいなもの。
知識が多くなればなるほど、価値観が固定されてきて、箱はどんどん強固なものになっていく。

既存の価値観を壊そうと思って箱を壊そうとすると結構大変な作業になる。
まず最初の箱を壊したらまた箱が出てきて、それを壊したらまた箱が出て、ということを延々と繰り返すような感じになる。
自の頭の中に出来た幾重にも重なる箱は壊せば壊すほど固くなり、どんどん壊すことが難しくなっていく。

箱を壊しつづけないと本当の自分に近づくことは出来ない。
でも既存の価値観を壊しつづけるということは、一般的な価値観を失っていくということでもあって、
一般的な価値観を失うとどうしても異端な目で見られ、孤立してしまうということも起こり得る。

自分を確立することは孤独との闘いでもあるのかもしれない。
孤立を恐れずにどこまで既存の価値観を壊していけるのか。

自分だけの価値観を確立すると、他者とまともに言葉が通じなくなっていくことさえもある。
それを恐れずに前に進める人だけが自分を見つけることが出来る。

以前記事ネタにもしたアニメ「輪るピングドラム」の中のセリフの中に
「世界はたくさんの箱だよ」というものがある。

多くの人は箱の中を世界だと思い込み、箱の中で生き、箱の中で人生を終える。
本当は箱の中で一人うずくまっているだけなのに、いろいろな経験を積んでいるかのような感覚を多くの人は持っている。
本当に孤独な状態というのは自分が無い状態の事。だから自分を自分を強く持つということは孤独に向かっているようで実はそうではない。

「自分が箱の中で生きている」と気が付くだけでも全く違う。
行動に出せなくても、気が付くだけで世界は変わっていく。

箱から出たい、出るんだと思うだけで、いつか出れる日が来る。
箱から出た時に初めて本当に繋がっている人にも会え、本当の自分を手にする。

自分の頭の中にあるたくさんの箱を壊して、本当の世界を作るんだ。


皆その為に生まれたんだ。
思いは必ず具現化する。


くのたん
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