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たまには役に立ちたい

by くのたん

世の中には「はじまりとおわりが見たい人」と「途中経過が見たい人」がいるようだ。
ちなみに私は「はじまりとおわりが見たい人」である。

例えば科学的な話は聞いてると基本的には楽しいのだけど、私が興味があるのは進歩の過程よりも「科学がいつから始まり、どこへ向かうのか」ということだ。

日々更新される情報を追いかけることも悪くない。でも私の場合は途中で「これっていつになったら終わるんだろう」とか考えてしまって妙な虚無感に襲われたりしてしまう。

いわゆる一流になれる人、というのはおそらく私のようにはならない。きっと「途中経過を見るのが好きな人」なんだと思う。

途中経過をいつまでも見つめ続けることが出来るから常に新しい情報を意識し、取り入れて自分の技術を磨くことが出来る。

はじまりとおわりが見たい、というのは中心が見たい、本質が見たいということ。
こうやって書くと良さげだけど社会的には損なことが多い。

まず本質を見ようとすると未来よりも過去を見るようになる。そうするとどうしても時代から取り残されやすい。そして一番問題なのは飽きっぽいということだ。

何かを始めても続かない。新しい技術や知識を吸収することは最初のうちは良くても私の場合は例の「いつになったら終わるんだ」と考えるようになってしまって続けられない。中心や本質を見る能力は儲からない。ニーズが正直無い。これも問題。

飽きっぽい人は私のような人が多いかもしれない。途中経過よりもはじまりとおわりが見たい人。社会的にはみ出しやすいタイプ。

私のようなタイプは世間と自分のズレの間でバランスを取ることが大事でこの社会がある以上、ある程度馴染んで行かないといけない。でも自分を失いたくもない。私も途中経過を見るのが好きな人に生まれたらもっと生きやすかったかもしれない。

ただこうも思う。途中経過を見るのが好きな人でもきっと時には疲れるだろう。
そんな時、私のようなタイプが役に立つこともあるだろうか。

どうなんだろう?私は基本、好き勝手に生きたいんだけどね。それでもたまには役に立ちたいなあ。



くのたん
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